この記事では、過去に退職金を受け取った私が、それを投資しなかったために、どうなったかについて書いていきます。
この記事を読むと
・退職金は投資に回すべきかどうか?
・早期退職した人にとっての投資は、どうすれば良いのか?
以上について、私の実体験を基に理解していただくことができると思います。
退職金を投資に回さないと、1年で消えてしまった・・・
私は45歳のときに、当時の勤務先を退職しました。
自己都合です。
2度目の転職先で、その勤め先には在職9年間でした。
「あと1年いれば、退職金の額が全然違ったのに・・・」と言われましたが、当時の私にはそれを考える余裕はなく、とにかく辞めたい一心で退職しました。
退職金は約240万円。
退職後は個人事業主として生計を立てていきましたが、すぐに収入が人並みになる訳もなく、なけなしの240万円を生活費に充てて暮らしました。
今考えると、後悔しかありません・・・
個人事業としての収入が少なくても、支出を切り詰め、収入の範囲内で生活することもできたはず。
そして、退職金の何割かでも投資に回していれば・・・
しかし当時の私には、投資という概念はゼロでした。
そうして1年後には、退職金240万円はきれいに使い切っていました。
だって、投資のこと知らなかったんだ・・・
S&P500で運用していれば・・・
ちなみに定職を辞めたあと、フリーになると、きついのが税金です。
・市民県民税
・国民保険(あるいは任意継続保険)
これらは前年の収入に基づいて計算されるため、フリー1年目にとっては、なかなかの金額です。
ちなみに私の場合は、市民県民税が年間40万~45万くらい、任意継続保険が年間50万円強でした。(書類を破棄してしまったので、うろ覚えですみません)
その他に国民年金は年間20万円弱。
これらの支払に退職金を充ててしまった訳ですね・・・
とは言え、退職金からその税金を払ったとしても、120万くらいは余ったはず。
今思えば、その120万円はどこに消えたんだろう?
一体、何に使ったの?
ん~。思い返せば、高い家具やらジャケットやらを買っていたような気がします・・・
仮に、その120万円をS&P500インデックスファンドに一括で投資していれば・・・と悔やまれます。
取らぬ狸の皮算用なので、余計悔しくなりますが、試算してみます。
投資先:eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
口座:一般NISA
投資金額:120万円
投資方法:2018年3月に一括投資
平均年率:16.92%(実績値)
現在の評価額:約262万円
むむ~。
やっぱり悔しくなってきました・・・
失った5年間は戻ってこない
もちろん5年前には、現在の私のような投資の知識や、経験もなかったので、「投資をするか?しないか?」という選択肢さえありませんでした。
そう考えると、巷で言われている「マネーリテラシー」、つまりお金の知識を持っているかどうかってものすごく重要です。
現在の私が、5年前にタイムスリップすれば、まちがいなくインデックス投資に退職金を投入していました。
でも、もう5年前に戻ることはできません。この5年の間にはいやゆる「コロナショック」がありました。
なので、一時的に大きく資産を減らすことになっていた訳ですが、「とにかく長期でホールドする」という投資哲学が身に付いていれば、それを乗り越え、逆に資産を増やすことができたのでした。
そして、
5年平均年率 17%弱!!
という夢のような恩恵を受けることができたのです。
まとめ
今日の記事のまとめです。
・退職金を受け取ったら、自分の余裕ある範囲内で良いので、インデックス投資に回しましょう。
・いったんインデックスを買ったら、どんな暴落が起きようと、ホールドを続けましょう。
・私はそれをしていれば、5年平均年率17%という夢のような恩恵を得ていたのです。
退職金を受け取る予定の皆さん、是非私の経験を参考にして、資産形成に役立ててください。
ちなみに、投資初心者の私が1年間続けてきた結果も併せて読んでみてください!
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