e MAXIS Slim米国株式S&P500))って 配当金あるの?

投資

投資初心者のみなさん、株式投資といえば、配当金生活、あこがれますよね~
私も心の隅にそのあこがれが残っています。

しかし、配当金を受け取ることはメリットとデメリットがあります

この記事を読めば、投資初心者に人気のe MAXIS Slim米国株式(S&P500)のようなインデックスファンドに投資した場合の配当について、初心者でも理解を得ることができます

楽天証券から届いた、いつものメール


今朝も楽天証券からメールが届きました。
    ↓



私の主力のS&P500関連はここのところ、微減。
まあ、あくまで長期目線で見守っていますので、想定内。



ところが、ちょっとびっくりした数字が!!



以前保有していたファンドも、この一覧に載っているのですが・・・
「イーストスプリングインド消費関連ファンド」という投資信託。

もう売却(損切でしたが・・・)しているので、価格変動には興味ないのですが・・・




「ん? -5.47%!?」




投資信託で、1日で5%以上の変動って、なかなか無いです。

しかもマイナスって。




もし、保有しているS&P500系のファンドが5%下がったら、
現在の私の運用金額から
一晩で¥150,000以上、資産が減っていることになります。

投資初心者にとっては、さすがにこれほどの急落は、ビビりそう・・・・

ということで、気になって理由を調べてみました。

急落の原因は・・・

まずは、インド株式市場の値動きを、yahooファイナンスなどで調べてみても、
特に目立った急落情報はありませんでした。

では、何だろう?

楽天証券サイトでこの「イーストスプリングインド消費関連ファンド」を調べてみました。

楽天証券HPより引用。確かに、-5.47%だ・・・
楽天証券HPより引用

このグラフの青い線が基準価格ですが、確かに急落しています。
ただし、オレンジ色の線(基準価格+分配金)はそれほど急落はしていない・・・

なるほど!

分配金が出たのか!

ばっちり出ていました。


楽天証券HPより引用

ちょうど昨日、分配金1,000円でした。
落基準¥18,102に対して、¥1,000が配られたということです。

冒頭のメールのとおり、基準価格が¥1,048マイナスになったのですが、
分配金として¥1,000配られたということは、実質的にはそんなに変わっていない
ということですね。

よく、分配金(個別株やETFだと配当金と言います)は、株価を削って配っている
ようなものと聞きますが、まさにそれでした。

気になって、過去に分配金が¥1,000出たときの基準価格を見てみると・・・

楽天証券HPより引用

2021年2月時点でも、分配金1,000放出。そして基準価格も急落していました。
そうするとトータルで見ると、分配金をもらうって、良いのか悪いのか・・・

私のような投資初心者にとって、これも勉強すべき点のようです。

eMaxis Slim 全米株式って分配金出ないの?

まずは、私がメインにしているeMaxis Slim 米国株式(S&P500)って、分配金は出るのでしょうか?

答えは「否」です。

えっ? よく「老後は配当金で生活」って聞くけど・・・

投資信託には分配金を出さないファンドもありますよ。

各ファンドには、運用方針や分配方針など、細かく示された目論見書(もくろみしょ)という
ものがあります。


以下は、eMaxis Slim 米国株式(S&P500)の目論見書の一部です。

三菱UFJ国際投信HPより







ここに記されている通り、このファンドでは、基本、分配金を出すことよりも、その資金をファンドそのものの成長に充てているようです。

冒頭のイーストスプリングインド消費関連ファンドは分配金を出す代わりに、肝心の基準価格ががっつり下がります。

一方、eMaxis Slim 米国株式(S&P500)では、分配金をファンド内で再投資して、それを基準価格の成長につなげてくれているのです。

「複利」を効かせてくれているんでしょうね。

※これは、eMaxis Slim 全世界株式(オールカントリー)や、楽天全米株式インデックスでも同様です。



分配金を再投資すれば一緒じゃないの?

ここまで読んでくれた人は、「じゃあ、分配金をそのまま再投資すれば良いんじゃない?」

と思うかもしれません。




確かにそうです!そして、その再投資はファンドを購入する際に「再投資型」という項目
チェックを入れれば、証券会社が勝手に再投資してくれます。

なので、長期目線で捉えるならば、分配金が出るファンドでも再投資した方が、複利の力が効き、
試算をより効率的に成長させることになります。




ただし!

1つだけ注意しなければいけないことがあります。




「税金」です。





分配金(配当金)を受け取ると、そこに約20%の税金が掛かります

つまり、分配金をまるごと再投資はできないということですね。





一方、eMaxis Slim 米国株式(S&P500)などのように、ファンド内で再投資してくれる
場合は、そこに税金は掛かりません





そう考えると、こちらの方が、「低コスト」です。




インデックス投資の原則はこれです。

「長期・分散・低コスト」



ですので、結論としては、長期で資産の拡大を狙っていくには、
なるべく分配金を出さずに、ファンド内で再投資してくれるファンドを選ぶべきです。

(※NISAでは、配当金に関する国内課税は免除されます。しかし、現地で課税される分については、NISAでも免除とはなりません

 

ちなみに、eMaxis Slim 米国株式(S&P500)に1年間投資した、私の運用状況については、是非この記事を読んでください!




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