今年の夏休みは、8/14,15で、長野県へ旅行へ行く予定でしたが、迫りくる台風7号を警戒し、奥さんと話し合った結果、キャンセルしました。
幸い、ホテルも新幹線もキャンセル料はかかりませんでした。ありがたいです。
ただ、観光業界の方にとっては、ようやくコロナが終わって(?)、初の夏休みなだけに、キャンセルが続くと辛いでしょうね・・・
旅の目的
1.善光寺の近くにある長野県立美術館、特にその中の「東山魁夷館」に行くこと
2.善光寺通りでの食べ歩きを堪能すること
3.茅野にある御射鹿池(みしゃかいけ)を見ること
この3つの内、1番目と3番目は完全に、私個人の趣味から来るもの。2番目は主に奥さんの趣味からくるものでした。まあ、私自身も食べ歩きは好きですが、最近は歳のせいか、食べる量も減ってきたので、どちらかというと、「飲み歩き」の方に期待していました笑
東山魁夷館、いつか必ず!!
「東山魁夷館」というのは、善光寺近くにある長野県立美術館の中に併設された美術館です。
最近の私は、美術館巡りがワイフワークとなっており、今回の旅行のメインテーマがこの「東山魁夷館」でした。
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https://nagano.art.museum/higashiyama_kaii_gallery
私はここ数年、原田マハさんというアート小説家にハマり、多くの著書を読んできました。その影響で、美術、主に絵画に興味が急上昇↑
図書館でいろんな本を借りて絵画を見たり、各地の美術館に行って、特別展や常設展を堪能したりしています。「東山魁夷館」はまだ行ったことがなく、今回、初訪問の予定でした。
私は、東山魁夷という画家のことを、恥ずかしながら数年前まで知りませんでした。(というか、他の画家についても同様でしたが・・・)
そんな私に東山魁夷というすばらしい画家を知らせてくれたのが、原田マハさんの本です。
まずは、『いちまいの絵』というエッセイ集(名画を紹介してくれる内容)。この中で、『道』という絵のことが書かれてあり、そこで私は初めて東山魁夷について知りました。
『道』についてはこちら
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https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%93_(%E7%B5%B5%E7%94%BB)
『道』の他にも、『残照』や『緑響く』など、美しく、心打たれる多くの作品が東山魁夷の代表作のようです。
御射鹿池(みしゃかいけ)、いつか必ず!!
御射鹿池(みしゃかいけ)とは、長野県茅野市にある池のことですが、ここも今回も旅の目的でした。
この池は、2年ほど前に読んだ原田マハさんの小説『生きるぼくら』に、登場します。
この池を描いた東山魁夷の作品『緑響く』が、単行本の表紙絵としても使われています。
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この『生きるぼくら』という小説は、『楽園のカンヴァス』や『暗幕のゲルニカ』のようなアート小説ではないです。
しかし、いじめをきっかけにひきこもりになってしまった主人公が、「梅干し」「おにぎり」「携帯電話」「対人恐怖症」「米作り」「親子関係」などを通して、その人生を大きく変えていく・・・・・・
そんな、心温まる、そして泣ける小説です。
ちなみに御射鹿池(みしゃかいけ)は、この小説の中の、とても印象的な場面で登場し、そこで少しだけ東山魁夷の名前も出てきます。きっと、この小説を読んで御射鹿池(みしゃかいけ)を訪問した人ってたくさんいるんだろうな~と思います。私も次こそ!!
茅野市観光HPはこちら
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https://navi.chinotabi.jp/spot/3076/
読んでいただき、ありがとうございました。興味を持った方は、是非、原田マハさんの小説を読んでみてください。きっと人生が豊かになりますよ!
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