この日は、奥さんが親戚と温泉旅行に出かける予定があったので、東京へ一人旅行でした。
お目当ては、三菱一号美術館で開催中のビアズリー展。
私がオーブリー・ビアズリーについて知ったのは、原田マハさんの著書『サロメ』を読んだときでした。

この本、マジで面白く、一気に読み通した覚えがあります。原田さんの著書の中でも1,2を争うスリリングな展開で、おすすめです!
さて、今回初めて訪問する三菱一号美術館は、東京駅から徒歩で15分くらい。
皇居外苑の近くでした。


ビアズリーの作品が豊富に展示されており、その生涯を追うように展示がなされていました。
途中から撮影許可がでていたコーナーがあり、なんとそこには、この作品が!
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これはまさに、原田さんの小説「サロメ」の中でクライマックスを形成する場面です。
この展覧会、本当に行ってよかった。
さて、この旅のもう一つのお目当てが、国立西洋美術館で開催中の
「西洋絵画、どこから見るか?」
です。
ビアズリー展の後、丸の内でお昼ご飯(ビールも2杯呑んだ・・・)を食べ、上野へ移動。


ところが!
ここで思わぬ展開が!
隣接する東京文化会館でなんと、春の音楽祭が開催中。
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そして、この日は大ホールでオペラ『椿姫』が上演される予定であることに気付いてしまったのです。
この時点で、時刻は13:00くらい。
そして『椿姫』の前売り券発売開始は13:30。
開場が14:00,開演が15:00でした。
悩みました・・・
せっかくオンラインチケットを取っているのだから、西洋美術館をゆっくり堪能したいのだが、オペラも捨てがたい・・・
ちなみに新幹線のチケットも予約してあり、18:40分頃のグリーン車。
迷った挙句、上野駅のみどりの窓口に行き、グリーン車を19:50台へ変更。
そして、東京文化会館のチケット売り場に並び、当日券をゲット。
せっかくだからと、A席¥19,000を購入しました。

じゃあ、西洋美術館はどうするの?
ということで、なんと、30分ほどで展覧会をチラ見してきました笑


美しい絵画を見ながら、私の頭の中はオペラのことで一杯でした・・・
そして、いよいよ、東京文化会館大ホールへ。
小澤征爾音楽塾オペラのプロジェクトでした。
主役の3人(ヴィオレッタ、アルフレード、ジェルモン)が素晴らしく、聴きごたえバッチリ。
このオペラは私自身、いくつかの役で何度も出演しており、そういう意味では、正直、飽きてきている演目なのですが、久しぶりにプロの演奏で客席から観ていると、本当に素晴らしかった!
最後の3幕では感動ものでした。
カーテンコールのみ、撮影許可が出たので、記念に一枚。

ちなみに、2回の休憩時には、ロビーでワインを頂きました。(赤白一杯ずつ笑)
これも、東京の旅ならではですね。これが、地元のアクトシティ浜松では、車の運転があるので、呑むわけにはいかないです。まあ、そもそもアクトのオペラ公演では、ロビーでワイン売ってないし・・・

ということで、日帰り東京アートの旅を満喫し、帰りはグリーン車でゆったり駅弁とお酒を堪能しました。
良い一日だった!
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