この記事では、投資初心者の私が投資信託を売却してしまい、実際に損失が出た話を書きます。これから投資を始めようとする方にとって、少しでもお役に立てればうれしいです。
投資信託にはインデックスファンドとアクティブファンドがある
私が現在、運用している投資信託は、インデックスファンドと言って、運用中にかかる経費(管理費用というらしい)が、かなり安いファンドです。
・eMaxis Slim全世界株式(オール・カントリー)→管理費用0.1133%
・eMaxis Slim全米株式(S&P500)→管理費用0.09372%
・楽天・全米株式インデックスファンド→管理費用0.162%
どうやら、インデックスファンドというのは、アメリカの主要500社(S&P500)や、日経平均のような、市場の動きを表す特定の指数に連動した投資信託のようです。
一方、アクティブファンドとは、或る特定の指数よりも良い投資実績を目指して、組み入れ銘柄をファンドマネージャーというプロが、積極的に選定・調整するファンドのことです。従って、そのプロが関わっている分、管理費用が高めです。
インデックスとアクティブ、どちらが良いということではありませんが、長期的に見ると、
そりゃあ、管理費用は安いに越したことはないですね。もちろん、肝心の株価(投資信託では、「基準価格」と呼びます)が、どう伸びるかも重要です。
買ってから気付いた「管理費用」の高さ・・・
私のGmailには、毎朝、このようなメールが楽天証券から来ます。
↓
投資信託は、上場している普通の株式とは違い、1日に1回、「基準価格」が決まります。このメールは、自分が保有している投資信託についての、基準価格を知らせてくれます。
この中の、「イーストスプリング・インド消費関連ファンド」、「高成長インド・中型株式ファンド」は、現在は保有していませんが、過去に保有していたことがある投資信託です(つまり、売却したので、今は保有していない)。
この2つのファンドは、書店で立ち読みした株の雑誌に「今、インド株が熱い!」みたいな特集があり、それを見て、欲を出して買った投資信託です・・・
当時は管理費用の高い低いもよく分かっていなかったのですが、この2つの管理費用は・・・
「イーストスプリング・インド消費関連ファンド」・・・ 1.9497%
「高成長インド・中型株式ファンド」・・・2.0505%
でした。eMaxis Slim米国株式やeMaxis Slim全世界株式と比べると、10倍~20倍ほど高っっっい!
後から、知ったのですが、これらは「アクティブファンド」なんだそうです・・・
初めて投資信託を売却・・・
結論から言いますと、この2つのファンドは下がったところで売却しました・・
理由は管理費用が高いからではなく、株価(基準価格)が下がってきて、絶望したからです泣
これは、「イーストスプリング・インド消費関連ファンド」の基準価格の推移です。
表の左に赤くマークを付けた時期に、購入しました。しばらくは、調子よく上がっていき、「おっ、やっぱあの本に書いてある通り、インドって熱いね~」なんて、ほくそ笑んでいました。
やがて、あれよあれよという間に、下落していき、右の赤い印のあたりで売却しました・・・
表向き、理由は「やっぱ管理費用が高いと、長期投資には向いてないよね~」なんて言いながら、本音は「やっべー、下がってきてるよ。もうオワコンだな・・・」でした。
ご覧のとおり、2つのファンド合わせて、マイナス15,074円の損失を出しました・・・
これは、「含み損」ではなく、実際に売却したので、「リアルな損」です泣
アクティブファンドでも、持ってれば良かった・・・
さて、悲しいのは、私が売却した後、この2つのファンドがスルスルと上昇していったのです泣泣
今一度、先ほどの「イーストスプリング・インド消費関連ファンド」の基準価格の推移のつづきです
ああ・・・どうせ売るなら、上がってから売れば儲かってたのに・・・
今になってから思うと、なぜこんな簡単なことができないのだろう?って、自分でも思うのですが、実際に下落している場面では、私の「ノミの心臓」がそれをさせないんですね・・・
管理費用が高いアクティブファンドでも、やっぱり長期で持っていることの方が大切っっ!!
まさに、投資は「余計なことしてミスった奴が負けていく」のです・・・
最近読んだ本の中で、投資哲学の偉人、チャールズ・エリスさんが述べていました。
この著書を読むと、私のことが書かれているような気がしてきます・・・(売却する前に読んでおきたかった😣
絶対おすすめです。
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まとめ
今回の記事では、私の失敗談から、これから投資を始めようとしている皆さんにお伝えしたかったことは次の3つです。
1.投資信託と言っても、管理費用、手数料などをよく確認して買うべし
2.書店で立ち読みして仕入れた情報に振り回されて投資するのではなく、徹底的に調べてから投資すべし
3.何を買ったとしても、下落相場に動じて売るべからず。(余計なことをした奴が負けます)
少しでも、皆さんのお役に立てれば嬉しいです。
以上、読んでいただき、ありがとうございました😊
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