この記事では、投資歴1年の初心者である私が、インデックス投資を始めるタイミングについてお伝えします。投資を始めたのが50歳という、投資可能期間が短い私だからこそ思うことです。これから投資を始めようとうしている皆さんにとって、少しでもお役に立てれば嬉しいです。
いつでも「今」が最適解
私なりの結論から書くと、「今」始めるべきです。
それは、「今」が相場的に買いのチャンスだという意味ではありません。
インデックス投資に関しては、いつでも「今」始めるのが最適解なのです。
でも最近、株価上がり過ぎてない?
円安だから、アメリカの投資信託って高いんじゃないかしら?
確かにこの記事を書いている2023年9月3日現在、人気の投資信託eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は、ファンド開始から最高値付近に上昇しています。
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また、為替もかなり円安になっています。
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これだけ見ると、例えば、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)を今買えば、高値で掴んでしまう可能性が高いように思えます・・・
それでも私は、インデックス投資を始めるなら、いつでも「今」が良いと思います。
その理由は次のとおりです。
・株価や為替の動きを見てタイミングを図ることは、素人にはできない
・長期が基本であるインデックス投資は、1日でも早く始めるのが良い
解説します。
株価、為替は景気の動向に左右されますが、必ずしもそれと一致するとは限りません。
プロの専門家が「これから景気が悪くなる→株価が下落するだろう」と予想しても、その逆を行くことも珍しくありません。
プロでも当たらない予想を、私たちのような素人が当てようというのがそもそも無理というものです。
そもそも株価というのは「予想できない」と割り切っておくのがベストです。
為替に関しても、金利の動向等で、或る程度予想は可能かもしれませんが、外れることも多いでしょう。
だって、為替が100%読めれば、FXやっている人はみんな、億り人になっているはずです。
でも、実際はそうじゃないですよね。
(※SNSでは、億り人のキラキラ情報が流れてきますが、それはほんの一握りの人です。或いは、SNSで流れてくる情報が本当であるという保証はありません。)
だから、為替の動きも「予想できない」と思っていたほうが良いのです。
じゃあ、投資って博打みたいなものなの?
丁か半かってやつ?
違います。
例えばeMAXIS Slim米国株式(S&P500)連動する指数、S&P500のチャートはこんな感じです。
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リーマンショック、ITバブル崩壊、コロナショックなどで一時的にガクッと下がることはあっても、長期で見れば右肩上がりになっています。
インデックス投資は、この大きな成長の波に乗っていくので、「丁か半か」みたいな博打では全くないのです。
つまり、長期でホールドすればするほど、勝率が高まるということなのです。
ですので、インデックス投資を始めるのなら、1日でも早く始めるべきであり、タイミングを図っているだけ無駄なのです。
新NISAが始まる2024年を待たなくて良いの?
さて、問題は来年から始まる新NISAです。
非課税枠が大幅に拡充される上に、無期限となり、しかも売却してもまた非課税枠が復活するというじゃありませんか!
こんなおいしい話、ふるさと納税以上です。
じゃあ、今持っている資金は、もう4か月待って、来年から投資に充てようと思っても無理はありません。
それでも私は、「今」始めるべきだと思います。
現行NISAを開設しておけば、今でも非課税で投資できます。
つまり、新NISAの枠+現行NISAでお得なのです。
また、現行NISAを使い切ってしまって、更に資金があるのであれば、特定口座で買っておき、それを来年に新NISAの枠内で、時間を空けずに買い直せば良いだけです。
この点については、こちらの記事詳しく書いています。
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たかが4か月、されど4か月です。
複利の恩恵を受けるためには、時間の経過が必要ですので、4か月であっても早く始めた方が良いです。
個人投資家の味方は「時間」である
いわゆるプロの投資家は、投資実績を上げることが仕事です。
顧客に対して「そのうち利益が出るので、もう少し待っててください」とは言えません。
したがって、血眼になって短中期で売買を行い、利益を追求する必要があります。
しかし私達のような素人、つまり個人投資家はその必要はありません。
逆に、長期で上昇していくS&P500のような大波に身を任せて、「そのうちに利益が出るよね~」と、のんびり待つことができます。
そこが私達の武器なのです。
つまり、個人投資家の味方は「時間」です。
少しでも早く始めて
少しでも多くの資金を投入し
株価の上下に惑わされることなく
少しでも長く運用していればオッケー
という訳です。
私なら、その心強い味方を手放しません。
これから投資を始めようとしている皆さんも是非、参考にしてみてください。
併せて、長期に渡る運用の恩恵を受けるには、次のような視点も必要です。
是非読んでみてください!
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